チカラぺ舎へようこそ
チカラペ舎とは、アイヌ語の
チ(われら)
カラペ(作る)
と言う意味があり、
1970年に杉村京子が立ち上げた、アイヌ民族工芸品の製造・販売を目的にしたブランドです。
杉村京子とは
杉村京子は北海道内各地のアイヌ集落を訪ね、各地のアイヌ文化に触れ、
自身の母である杉村キナラブックから工芸技術を受け継ぎました。
その後、制作が最も難しいと言われ消滅していた「ウオッキキリ」の復元を行い、
アイヌ工芸技術の名手として知られるようになりました。
1989年には旭川市文化奨励賞(民族工芸部門)を受賞
チカラぺ舎は1988年になくなってしまったが、
その後も関係者によって文化・技術の継承が行われてきました。
そして、2025年に多くの関係者のご協力を得て、
アイヌ文化の発信・伝承を目的として、再出発をすることになりました。
「チカプニアイヌの伝統・文化の継承」
「チカプニアイヌ文化と現代文化の共生」
「気軽に触れ合えるチカプニアイヌ文化の発信」
チカラぺ舎では、この3つの目標を持って活動を行っています。
チカプニアイヌと
旭川市近文
「近文(ちかぶみ)」という地名は、
アイヌの人々がこのエリアを
「チカプニ(cikap-un-i)」
と呼んでおり、
これはアイヌ語では
「鳥・いる・ところ」
という意味があります。
アイヌの言い伝えでは、
「シカを捕まえて飛べるほど大きな鳥がいた」
とあり、
近隣の山にある大岩には
鷹がとまっていたと言われております。